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宇宙研にいた人の話

727 :おさかなくわえた名無しさん:2007/03/29(木) 07:33:11 ID:WOsRYhfg
>>699
大昔、文部省の宇宙研(打ち上げ場所は内之浦)にいたけど、それでよければちょっとだけ。
研究関係者の人員構成:
学生(大学院生、所属はそれぞれの大学です)が半数くらいを占める。
分野は大雑把に工学分野と理学分野に分かれており、自分は工学系にいた。
新しい衛星のためのシステムを考えて打ち上げに耐えるものができるかどうかを
考えるのが担当(これで論文を書いて学位を貰います)。

ロケットや衛星の製作:メーカーさんがやる。ここの詳細は知らない。

打ち上げ:
ここの詳細は知らない。打ち上げ専門の教授がいたような気がする。
その下に職員・研究員・大学院生がついている。
打ち上げの前には漁協(ロケットの音で魚が逃げる)への連絡が欠かせない、
と聞いたこともあります。
漁協の都合やらなんやらで、打ち上げ可能な時期が限られてたって事も聞きました。


728 :おさかなくわえた名無しさん:2007/03/29(木) 07:35:16 ID:WOsRYhfg
ところで、ロケットが軌道に持ち上げられる質量は決まってます。
よって衛星に何でもかんでも積むわけにはいきません。
しかし。

宇宙研が上げていたのは研究目的で打ち上げる衛星ですから、研究所の関係者一同、自分の研究に役立つ
資材は積んでもらいたいわけです。積まなきゃ研究になりませんものね。
で、そういう「積んで欲しい(ハァト」な機材の希望を取り、重量を計算します。
たいてい、キログラム単位で重量超過となります。当然ですが、これではロケット飛べません。

そこで、重量の削りあい合戦が始まります。

これは要するに、グラム単位の奪い合いです。
教授たちが「お話し合い」で取り合います。
うちの機械も、400gほど減らせと言う要求を突きつけられたことがありましたよ。
NASDA(当時)のH-2ならこういう苦労も無かったのでしょうが……

こうやってすったもんだの末に衛星の仕様が決まり、衛星が作られ、打ち上げの日を
待ちます。ロケット側の担当者も粛々と仕事を進めます。

M-Vは失敗した事が無かった(当時)のですが、宇宙開発は「開発」の名が示すとおり、
まだまだ発展途上の分野ですから、打ち上げ当日はやはり皆さん、緊張します。
無事に軌道まで行ってくれるかどうか、無事に切り離されるか、無事にアンテナが展開できるか、
無事に姿勢制御できるかどうか、などなど気にかかる点はいっぱいありますから。
そして無事に打ちあがれば一同ほっとします。
失敗したら……お通夜状態だそうです。


729 :おさかなくわえた名無しさん:2007/03/29(木) 07:38:43 ID:WOsRYhfg
あ、さっくりと「衛星を作る」と書いてしまいましたが、むろんここにも
時間がかかります。
新しいエンジンでも積もうものなら、エンジンの試験だけでやたらと
時間がかかります。実のところこの辺はあまり詳しくないのですが、
自分が流してしまったところにも色々な手間がかかってますよ、という
ことで付け足しておきます。
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[ 2013/03/21 23:16 ] 宇宙開発 | TB(0) | CM(0)
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